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2010年09月 アーカイブ

宇宙開発のはじまり 5

一方、ロシアの側では、金星および火星探査機では失敗したものの、10月にはボスフォード1号が史上初めて3人の乗員を乗せ、軌道を16周しています。


翌1965年には、ボスフォード2号が打上げられ、宇宙遊泳も行われましたが、ソユーズによって再開されるまでのその後2年間はロシアの有人飛行は中断されたのです。


けれども米国側では有人飛行計画を引き続き進めていました。


1965年3月には、グリソム、ヤング両飛行士がジェミニ3号で、初めて軌道上での有人操縦を行いました。


その後ジェミニ4号、5号と続いた打上げは、ジェミニ6号、7号ではランデブー飛行を行い、お互いに30センチメートルの距離に近付くことに成功しました。


1966年は、1月の打上げラッシュで始まりましたが、その中で失敗したのはただの1回に過ぎませんでした。


成功した中にはロシアのルナ9号が含まれています。


ルナ9号は3日をかけて月に到着し、それから3日間月表面の写真を送り続けてきました。


けれども2ヶ月後に打上げられた月面着陸を狙ったと思われるコスモス111号は、地球低軌道を2日間回った後に失敗に終っています。

宇宙開発のはじまり 6

3月は、それまでの打上げごとに自信を強めてきた米国にとっては、非常に満足すべき月となりました。

電子系統の故障により飛行計画を短縮しなくてはならなかったとは言え、ジェミニ8号が宇宙でのドッキングテストを行い、アームストロング、スコット両飛行士が無事に地球に帰還しています。


夏の後半に、華やかさでは見劣りするものの、重要さの点では他にひけをとらない打上げが行われました。


米国が初期防衛通信衛星計画(IDCSP)に添った打上げを行ったのです。


1基のタイタンロケットによって、7個の軍事衛星が同時に軌道に乗せられたのですが、これは軍隊内のさまざまな構成要素、つまり軍艦、飛行機そして地上部隊のように異なった部隊間の通信を行う手段を、軍事司令官に与えるシステムの先駆けでした。


軍部は、将来の戦争計画には、このような宇宙技術による通信が不可欠であるとの確信を、持ち続けていたのです。


その年、さらに8個の衛星が、別のタイタンロケットに積み込まれたが、ロケットの故障によって、軌道に乗ることに失敗しています。


ロシアの側では前年に、フランスとの共同作業を含む、モルニヤシリーズの通信衛星を打上げていました。


ロシアの軍司令部は、この通信システムを、宇宙を利用した軍事通信の初期段階として利用していた、とも言われています。

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